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ウールはサステナブルな繊維です。 その1

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ウールはサステナブルな繊維なのです

サステナブルって何?

この数年、SDGs(持続可能な開発目標)への社会的関心の高まりからサステナブル(Sustainable)という言葉をよく耳にするようになりました。サステナブルは一般に「持続可能性」と訳され、現在の地球環境や経済・社会活動が将来にわたり続けることができることを意味しています。

実際のところサステナブルの定義はかなり曖昧なようで生分解素材やリサイクル素材を使用した製品に謳われていることもあれば 製造工程が省エネの製品に使われることもあります。少しでも環境にやさしければサステナブルと表現している感がありますね。

ハーマン・デイリーの三原則

羊毛工業に関係する企業の業界団体である日本羊毛産業協会ではハーマン・デイリーが提唱する以下の三つの原則をすべて満たすものをサステナブルであると定義しています。

① 「再生可能な資源」の消費ペースは、その資源の再生ペースを超えてはいけない。

② 「再生不可能な資源」の消費ペースは、それに代わり得る持続可能な再生可能資源が開発されるペースを超えてはいけない。

③ 「汚染物質」の排出量は、環境の吸収または無害化能力を超えてはいけない。

※ハーマン・デイリー:メリーランド大学名誉教授、環境経済学者。エコロジカル経済学の礎を築いた。2014年ブループラネット賞(地球環境国際賞)受賞

三原則の解説

①は例えば「再生可能な資源」として木材があります。切ってもまた生えてくるからです。ところが18世紀ごろの英国では産業革命の燃料として木材・木炭が大量に使用されるようになり広大な原生林は消失してしまいました。木が再生するペースを消費が超えてしまったためで、この時点で木材は燃料として「持続不可能」となりました。

②は例えば「再生不可能な資源」としての石油。限りある石油資源の代替として太陽光エネルギーや植物由来のプラスチックが開発されつつありますが、これらの開発を上回るペースで石油を消費すると石油が枯渇した時点でエネルギーや資源が不足し、経済・社会活動が「持続不可能」になってしまいます。

③はときに “ガイア理論” と呼ばれることもある地球の自己浄化作用についてです。理由はよくわかりませんが有害な物質も地球環境はいつか無害化しまいます。難分解性のプラスチックも100年もすれば分解されるでしょうが(まだ誰も確認していませんが)、現在はその無害化能力を遥かに上回る量のプラスチックが環境中に廃棄されているために陸も海も汚染が進んでいるのです。

 

↓「ウールはサステナブルな繊維です。 その2」はこちら

https://wool-blog.com/uncategorized/20220215/

 

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