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ウールはカーボンニュートラル その1

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ウールは完全なカーボンニュートラルです。

カーボンニュートラルとは

一般的に云われる「実質的(全体的)カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量を出来るだけ抑制し、森林等で吸収できる量と相殺することで合計を実質的にゼロにすることを意味します。つまり「多少の温室効果ガスは排出するけど地球の吸収・分解(浄化作用)の範囲内だから勘弁してね」ということです。この場合、森林その他による地球の浄化能力は未来も一定であるという前提に立っています。さらに「カーボンオフセット」という言葉も聞いたことがあるかと思います。カーボンオフセットには再生可能エネルギーの開発や使用により二酸化炭素の排出量を減らす「排出削減」と、森林の保護・植林により二酸化炭素の吸収を促す「植林吸収」があり、これらの活動により削減・吸収された二酸化炭素の量は数値化され、市場での取引を可能とした「クレジット」として売買が可能です。実質的カーボンニュートラルにはこのクレジットを活用し、全体として二酸化炭素の収支ゼロを達成することも含まれています。

ウールは「完全な」カーボンニュートラルです。

ところでウールは「完全なカーボンニュートラル」です。もちろん衣服などの製品としては製造工程でエネルギーを使うので二酸化炭素を排出しますが、ウール繊維そのものは完全なカーボンニュートラルです。その説明をいたしましょう。

ウールはタンパク質で出来ています。そのタンパク質を構成するアミノ酸(19種類)は炭素・窒素・酸素・水素の原子で構成されています。この炭素は植物(牧草)が空気中の二酸化炭素と水そして太陽光による光合成で生成した糖(C6H12O6)を羊が食べることで得ているのです。つまりウールを構成している炭素は空気中の二酸化炭素ということになります。ウールが使用後に生分解したり焼却されるときには二酸化炭素が発生します。この発生量はウールの成長過程で吸収した量と等しいため、ウールの成長から廃棄に至るサイクルで二酸化炭素の収支はゼロ、つまり完全なカーボンニュートラルだということになります。

 

↓「ウールはカーボンニュートラル その2」はこちら

https://wool-blog.com/eco/20220216_2/

 

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