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まさに ”驚異” の消臭力
ウール100%はもちろん、ポリエステルやナイロンを混ぜた(混紡といいます)靴下やインナーでも十分にその消臭力を発揮するといわれていますが、そのの消臭力はどれぐらいのものか、興味があるところですね。
下のグラフはウールとポリエステルを混ぜた織物(W100はウール100%、W0はポリエステル100%)のアンモニアと酢酸(汗の代表的な臭気)のそれぞれの消臭率を示しています。消臭率の評価はSEKマーク繊維製品認証基準に従い、グラフに記載の合格基準以上の消臭率があるとその消臭性能が認められるものです。
アンモニアも酢酸もウールが30%以上入っていると合格基準を満たし、消臭性能としては十分な性能があることがわかります。
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一体どこまで消臭するのか
上のグラフでウール30%もウール100%も、アンモニア・酢酸ともにあまり差がないように見えますよね。これはこの測定法が、初期濃度アンモニア100ppm、酢酸30ppmだからです。 この濃度ではどちらも鼻や目を刺激する、充分に濃い濃度なのですが、ウールはその驚異的な消臭力で布に30%も入ればほぼ吸着してしまうからこのような結果になったのです。
ではその真の実力は?ということでウールがどこまで消臭できるか、その限界を探ってみたのが下のグラフです。アンモニアでは綿とポリエステルを大きく引き離し、その限界は350ppmでした。(綿の約4倍) これはもう痛くて目を開けていられないほどの濃度です。 酢酸では綿とほぼ同等の70ppmでポリエステルの約3.5倍でした。 肌着によく使われる綿は酢酸はよく消臭しますが、アンモニアはあまり得意ではないようです。ウールはアルカリ臭と酸性臭の両方を消臭できる、他の繊維にはない消臭能力を持った繊維だといえます。
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